アンケートコメント集-2024子ども虐待を理解する3連続講座(第1回)特別セミナー

『(1)なぜ虐待が起こるのか? 虐待する親の特性』(2024.5.26)

ランチョンセミナーの被虐2世について、あらためて詳しい講義を受けたいと思いました。ぜひ、3連続講座のような特別講座を開催していただきたいです。
知的発達の問題と虐待やMSBPを関連付けての講義は新鮮でした。普段、児童精神の外来をしていますが、知能検査のみで高橋先生のお話しされていた弱さの評価は難しいと感じています。院内の虐待対応をしていても、想像力の働かない、自分中心の生活スタイルの養育者の問題は大きいと感じています。親に対しても知的発達の3要素を正しく評価できるとその人たちも救われるのではと感じました。
今回、初めての参加でしたので先生方の使われる言葉に戸惑うことも多かったです。資料をもう一度振り返って自分なりに消化したいと思います。 ハンドルネーム メグマグ
「虐待」の意味を、改めて考えさせられる内容でした。
また、共感能力というと、ASDを思い浮かべてしまいがちでしたが、知的能力の程度も重要であることを繰り返しお話しいただき、今まで私がお会いしてきた相談者の方々の親子関係を思い浮かべ、腑に落ちる思いでした。
ありがとうございました。次回の講義も楽しみにしています。
虐待の問題に関しては、多職種の連携や理解の共有が大事だと思っていますが、地域での事例がありましたら教えていただきたいです。
MRの母と、被虐の母をごちゃごちゃに捉えていたので、見立てがうまくいかず、対応も的外れになっていたことに気づきました。共感能力の欠如という視点で頭が整理されたので、それぞれへの対応を変えることができそうだと思いました。ありがとうございました。TK
2年ぶりに受講させていただきました。高橋先生の元気なお姿を拝見し、安堵いたしました。いまだ専門家でも、虐待を起こす人の本質を理解できていないとのこと。この理解を広めていかなければ、虐待はこれからも続いてしまう。凄惨な虐待報道をニュースで見るたびに、国の育児支援対策に首をかしげてしまうのも事実です。私自身はより理解を深め、まずは母親と子どもを見立てられるよう、的確な情報をとる力を高めていきたいと思います。
虐待死に至ったケースについて、医療職や福祉職は、具体的にどう対応すべきだったのかをご教示いただけるとありがたい。転居を繰り返す家庭などで、行政が介入する際、まず母親との関係構築を優先するあまりに、子どもの保護ができずに死に至らしめることが多いように思う。
虐待は世帯間連鎖はしないんだというお話を聞いて、食い止めることは可能なんだと知った。しかし、先生方が”被虐2世”という言葉を使われていることから、被虐による心の傷は1世代では終わらない、その後にも影響を及ぼすのだと。一世代での虐待がその後に与える影響はとても大きなものだと感じた。被害者が被害者を増やしていく、そのように感じた。とても心苦しい思いがする。(NF)
虐待全体の概観がわかり、頭の中をすっきり整理することができた。
実際のカウンセリング時に何を気にしながら聴くとよいのかがはっきりし、
聴くことへの不安が減り自信をもって聴けるように思う。
事例の逐語録とそこへの解説が特にためになった。
全体の回復の流れと虐待の機序が整理されたため、クライアントの言葉の中からどういう部分に注視して聴くのかイメージできる土台ができたように思う。
私自身も被虐と最近知ったため、思い当たることがたくさんあり、涙が出る箇所もあったが
自分自身の理解にもかなり役に立つ内容で、受けて本当によかった。
ランチョンセミナーの内容もとても興味深かったのでぜひ続きを聴ける機会を作っていただけたらありがたいです。追加の講座になったらぜひぜひ受けたいです。
高橋先生、野口先生、素晴らしいレクチャーをありがとうございました。
野口先生のランチョンセミナーの内容を、過去の分もぜひ聴いてみたいです。
購入したり、聴いたりできる機会を作っていただけたら、とても嬉しいです。
被虐二世についての知識をもっと深めていきたいと思っています。
顔を出さずにオンラインで聴けるのもとてもありがたかったです。
でも事例検討会が聴ける会場参加も、これは行く価値がある!と思いました。
今回初めて基本テキストが手元に届き、読み始めましたが、興味深く、読むのが止まらないほど面白いです。
いままでモヤモヤと霧の中にいて進んでいる実感がもてない中で、クライアントの傾聴をしていましたが見立てを作るという指標がある傾聴は、道しるべがある感じで、安心してお話を聴いていけそうだと
思いました。次の講座もとても楽しみです。
できましたら、次のランチョンセミナーもオンラインで見られるととてもありがたく思います。
素晴らしい機会を作ってくださり、ありがとうございました。
ハンドルネーム:HOWA
今日もとても内容の濃い講義でした。冒頭で高橋先生がおっしゃった「虐待する母親の分析」について、新聞やテレビで取り上げられない理由、「専門家に聞いても答えられない」というところ、納得するとともに現場での連携の困難さが重なりました。組織の一員として正直、誤った見立てで支援が進んでしまっているのを止めることは難しいと感じています(抵抗はしますが・・・)。野口先生のMSBPのお話しは衝撃的でしたが興味深かったです。分かりやすい説明で、すんなり頭に入ってきて理解が深まりました。ランチョンセミナーも聞かせていただき、続きの事例をもっとお聞きしたくなりました。
午後の事例のような被虐ママが、自分が虐待されてきたことに気づかずにそのまま人生を送るとしたら・・・ゾッとします。このような研究がもっと世に広まることを願っています。ありがとうございました。
いつもありがとうございます。遠方のためオンライン参加ですが、ランチョンセミナーをお聞きしたいです。また、質問に特化したセミナーの開催をお願いします。(s)
児童虐待に関する正しい知識が得られてよかった。
児童虐待に関する支援の多くは子どものためであり、母親にはどのような支援がなされるべきが考えていたが、それは、まずは虐待の正しい知識を得ることから始まると感じた。
オンラインでの参加でもランチョンセミナーを視聴できてよかったです。
できましたら、事例検討にもオンラインでの参加が可能になればありがたいです。(ハンドルネーム すう)
今日も貴重な講義をありがとうございました。虐待と軽度知的能力障害の関係現場での相談を照らし合わせながら聴いていました。不運にして軽度知的能力障害の母親のもとに生まれた子供をどう守るのが正解なのか、いつも迷います。その時自分のできることが正しかったのかこれかもセミナー等を通して振り返り次に生かしていきたいと思いました。オンラインでランチョンセミナーが見れたのもとっても嬉しかったです。物理的な距離もありなかなか会場参加できないので、今後もこの様な機会があると嬉しいなと思いました。(J)
虐待の研究について色々教えていただき、たくさん学ぶことができました。事例の被虐ママが、こんなにも変わるんだと、驚きと感動を覚えました。見立てと関わり方が素晴らしいことからなのだと思いますが、見立てをきちんとできるように努力したいとおもしました。M
質問コーナーの会をもっていただけるとありがたいです。
高橋先生、野口先生、本日もありがとうございました。「虐待やネグレクトを受けて育った人は、虐待されたと自分から主張しない」「軽度知的能力障害の本人は困っていないから、自分から相談には来ない」「試し行動は本当は相手の反応を試しているわけではない」など、今回も新鮮な視点に出会い学びを深めることができました。はじめの頃は何となくわかったような気持ちでさらりと聞き流してしまっていた説明も、複数回受講しているうちに一つ一つの言葉の奥にある本当の意味が分かり、少しずつ見える景色が変化していることを感じています。今回は被虐者異邦人の「自分の我慢を乗りこえようとするときの恐怖」や、ミュンヒハウゼン症候群で取り上げられた軽度知的障害の人の気まぐれで場当たり的、あまりにも自己中心的な行動が強く印象に残りました。ランチョンセミナーの事例はとても興味深くて、もっと聞いてみたかったです。そして前回も感じたのですが「子どもの痛みを感じてしまったら虐待はできない」という冒頭の言葉を見ると、うまく言葉にできないのですが、心がぎゅっと縮むような、痛いような、苦しいような、何とも言えない行き場のない気持ちになります。高橋先生の言葉には人の心を動かす力があるな、と思います。
高橋先生の講義も野口先生の講義もとてもわかりやすく、目から鱗、うんうん、と頷くことばかりでした。ランチョンセミナーもとても有意義でした。事例検討会は、どなたかが事前に事例を出しているだろうな、と思っていたので、事例がなかったことに驚きましたが、参加者のかたの色々な質問や感想を聞くことができ、また、私も、感想や質問をする機会を得ることができたので、想定外の(!)有意義な事例検討会でした。高橋先生に労いの言葉とアドバイスをいただき、大変心強く、励みになりました。また次回を楽しみにしています。
場所がとてもわかりやすく、席の配置もゆったりしていて、長時間座っていても苦痛にならず、とても良かったです。スクリーン?も見やすかったです。
ハンドルネーム:3次救急病院ソーシャルワーカー
今日はありがとうございました。
いつもはズームで、初めての会場参加でした。
虐待を見るときはお母さんとその親との関係も一緒に見るとより理解が深まります。
また、MRと被虐ママとのカウンセリングの対応が違うことも納得できました。
最後の事例検討では、被虐の子供のお試し行動についても、正しい理解がとても大切だと実感しました。
また、会場参加の機会があれば是非とも参加してみたいと思います。
ありがとうございました。
かずさん
10時~18時があっという間で、充実した時間でした。
こども虐待は普通の家庭にはおこらない。必ず原因があるということを学びました。まず、見立てることですね。
被虐ママは回復可能であることもわかりました。MRママの支援は指導せず、世間話から。など、学びの多い一日でした。丁寧に説明していただき、ありがとうございました。
毎回の参加はむずかしいので、またスポット参加させていただきます。 ROKO
とても奥深い内容で実際の現場で必要な虐待への解釈を知ることが出来たと思います。大変勉強になりました、ありがとうございました。事例検討の時間で話題となった「試し行動」への洞察と解説がもの凄く大切な気付きとなりました。以前の講座で使われていた虐待関連のテキスト第(3版)これ是非購入したいので復刊して頂きたいです。ご検討をお願いします。
カウンセリングを進める中で併用できる心理療法についての講座を開催頂きたいです。先生方が有効性が高いと感じられている療法についてと、それを行うケース関してのお話しを聞いてみたいです。
やまなし
初めて会場でのセミナーに参加させていただきました。
ランチョンセミナーや事例検討会では、講義の内容の理解が深まりました。様々な職種の方のお話を聞くことが出来て、とても良かったです。
事例検討で「里親への試し行為は、実は里親に向かっているものではない」という先生からのご指摘が今回非常に勉強になったことの一つでした。援助者がこのことについて、適切に助言ができれば里親さんも自身を責めたり、里子に過剰に関わろうとすることなく、良い意味で俯瞰して対応できたのではないかと思いました。(みた)