「『軽度』知的能力障害と児童虐待」(2023.7.30)
■内容・進め方含めとても良いセミナーだったと思います。 |
■セミナーに参加を始めて4年以上経ちますが、今年から児相の勤務になり、セミナーでの知識を事例で体感しています。わかって関わることは大事ですが、わかっていても対応で疲弊しますし、支援者間で理解が一致しないことも辛いです。このセミナーに参加することがメンタルケアになります。 今の疑問は、サインズオブセーフティーが全てのケースに有効なのか…。内省出来ない親と振り返りを行なって解決が出来るのかと、まだサインズの研修が始まったところですが、気になってます。 |
■セミナーでうんうん!とわかったつもりになっていても、事例検討になると、全然分かってなかったことに気付かされる繰り返しです。 初めて通しで学ばせていただいているので、毎回たのしいです。 参加者同士の交流があると、お互いのフィールドが分かって繋がり合えるのではと思います。 |
■本日は「軽度」知的能力障害についての勉強でしたが、そこから浮かび上がってくる「被虐者・異邦人」の、幼い頃からそれが自覚されることなく、また、他者に誤解されたまま、誰にも理解されることなく死んでゆかなければならない報われない思いや、社会生活において、あまりにも重く悲惨で悲しい現実を生きてゆかなければならない状況に胸が締め付けられ、いたたまれない思いになりました。「軽度」知的障害や「被虐者・異邦人」というものの理解が世の中に浸透され、一人でも多くの方が救済される世の中になりますようにと思います。本日も、非常に濃く深い講義内容と、貴重な事例検討会の時間を本当にありがとうございました。太陽 |
■複雑な事例で、たいへん勉強になります。 いつも素晴らしいご講義に感動しています。 ありがとうございました。 |
■IQ=60,70,80の違いについて事例の逐語から大変よく分かりました。とはいえ、自分が担当しているケースを思い返すと、これまでにいくつもの治療機関を経ていたり、本を読んで専門用語を勉強してきてしまっているような長い経過のclについては、自分の中で見立てが二転三転したままで、惑わされていると反省しました。再度、コンスタレーションを見直します。(蓮花) |
■会場参加です。今回も、大大大満足のセミナーをありがとうございました。44円で(笑)本買いました!今回のセミナー参加人数は特に多いと聞き、MRについての興味・関心が高まり、その知識も着実に広まっていることに、いち参加者としても嬉しく思います。ハイブリッド形式で人数制限がないのも良いですね。 MR理解に乏しかった頃、毎月会いに行くほど大好きだった母(推定IQ70~)に、虐待の事実を伝えた時があります。当時のわたしは、「理解してもらえたら癒やされる!」と誤解していました。一大決心で伝えましたが、結果はトンチンカンな返事で、暴発・怒鳴られて終わり。5分後にはケロッと忘れ去られていました。 ファンタジー崩壊後の今は、母との連絡を可能な限り避け、さらに自分の精神的安心のために分籍しました。今では、母との生活で「俗にいう“フツウ”なんて何ひとつ無かった」(=たった一度としてわたしに共感してくれたことは無かった、会話が成り立っていたように感じたのはわたしが合わせていただけだった)ということがよく分かります。でも、もし見立て8型理論のカウンセリングに出合えなければ、今でも“大好きな母”に自分を殺され続けていたと思います。とはいえ、崩壊の大嵐を乗り切るのは簡単ではありませんでしたが、正しい理解のあるカウンセラーは、世界でたった一人、わたしを社会に繋いでくれた希望の光であり命綱でした。MRと被虐の理解、人間心理の奥深さを知る、摩訶不思議な体験をさせていただきました。一般的にMR理論を広めるには無理があると思いますが・・、支援者の多くの方に見立て8型理論が共通言語として理解され、ひとりでも多くの方の救いになることを願います。わたしも、誰かの希望の光のためにきちんと学び続け、しっかりと傾聴します。(異邦人ゆみ) |
■見立てが早く的確で衝撃的でした。被虐の見立ての相談者に対して傾聴、カウンセリング、支援方法を勉強したいと強く思いました。変わることができる!他の参加者の方からのお声かけも嬉しかったです。ありがとうございました。 ヨッシー |
■今日の講義で、IQレベル別の特徴を、先生方のお話しと、事例で学ばせて頂き、深める事が出来ました。野口先生の被虐者であるフロイトが、母親から愛されていなかった事を認めることになるから、愛着理論から性欲理論に変わったとのお話しは、興味深かったです。異邦人理論を高橋先生に、是非学会発表して欲しいと私も望んでましたが、とても大変な労力が伴う作業のようで、残念です。異邦人を認知している私たちが、現場で丁寧に関わり、深いレベルでの生きづらさに共感していきたいと思いました。今日も貴重な講義を頂き、ありがとうございました。COCO |
■今までMRや異邦人の話は、衝撃的すぎて緊張しながら聞いていましたが、やっと平常心で伺えるようになってきました。事例検討は、迷ってばかりです。IQによる状態像の違いが分かるようになりたいです。質問出して下さる方に感謝です。高橋先生の理論が異邦人という野口先生のお話、楽しく拝聴いたしました。ケースを出して下さる方にも頭の下がる思いです。今回も会場参加した甲斐がありました!ありがとうございました。(わたあめ) |
■何回受けてもためになる講義,セミナーです。 事例検討会でも発言したらよかったと後悔しました。 今回もありがとうございました。 |
■現場、疑問、セミナー参加、このローテーションをここ数年実践してみて、見立てと支援方針が楽になり、ケア会議の質が上がって来ました。繰り返しIQ別特徴を学ぶと、ざっくりM Rを更に大別出来そうです。黙って聴く、口を挟まず聴く、明日から現場が楽しくなりそうです。また、相談内容が不適応か葛藤か冷静に聴き分ける技術?力?を養おうと思いました。参加ごとに脳が整理されてスッキリします。量質転化、現場の日々の目標が出来ました。 メロメロメロン |
■セミナーでも事例検討でも、いつも、厳しい内容を取り上げているにも関わらず、先生方の作り出す場の雰囲気がとても穏やかだと感じています。そのために、内容を冷静にとらえることができるように感じています。 実際の支援の場でも、ともすれば入り込みすぎて、視野が狭くなりがちな自分ですが、この体験がとても助けになり、俯瞰して物事を考える助けになっています。 |
■「消えたい」と言ったら被虐者、妄想があれば統合失調症、過呼吸が見られたら学童期など、見立て8型の内容理解が浅いうちは苦し紛れに「〇〇したら××」という拾ってきたパターンに当てはめて考えがちでしたが、「本当に大切なのは表面的な言葉や行動ではなく、その背後にある心の状態を聴くこと」と高橋先生と野口先生は一番大切なことを教えてくださっています。 しかしわかっているつもりでも気がつくと頭の浅い部分で考えて、昨年と同じ内容なのに演習事例の1と2を昨年と同じように間違えるという、一年経っても同じことをしている自分に苦笑してしまいました。 今回、オンラインからの質問コーナーで紹介された「高橋先生の理論がもっと世の中に受け入れられたら良いと思いますがなぜ…」ということが心に残っています。被虐者だったフロイトにとって愛着を認めることが無意識レベルから(あってはならない)ことであったのと似て、現代人の中にもどこか(MRの人間が当たり前の家庭の中に紛れて暮らしている)ことは、ある意味(あってはならない)ことなのかも知れないと感じました。それは知的障害という言葉の持つ意味の重さと、それにまつわる意識に上らない差別感と…何か考えれば考えるほど深い場所に入り込んでいくようで…ちょっと考え過ぎてしまいましたが、結論としては色々な難しさがありそうだな、と思った次第です。 ボビンちゃん |
■毎回、ボリューム満点な講義でついていくのに精一杯ですが、学びが多くとても充実した時間を過ごせています。明日からの業務の参考にさせて頂きます。 |
■スポーツトレーナーをしています。 双極性障害と診断されているクライアントさんと接していて、腑に落ちないといいますか、疑問な点がいっぱいありましたが、今回のセミナーでやはりMRをお持ちなのだと判断できました。 それを念頭においてお話を聞ける分、自分の心も楽になりますし、本人のためにもなると思います。 ありがとうございました。 知るほどに世の中への理解も深まり、嬉しいです。 今後も楽しみに勉強させていただきます。 |
■現場で感じるものにとても近くわかりやすかった。 野口先生の資料がほしい。 |
■非常に興味深い内容でした。MRという概念を知っていると理解できることが多いと感じます。また、事例研究においては、言葉だけでなくてその奥にある真意を確認する大切さや、見立てをする上で傾聴が不可欠であることもよくわかりました。とはいえ、幾分難しかったので、まだまだ消化できていない感じはしています。また機会があったら会場でお話を伺えたらと思いました。 貴重な事例を毎回紹介していただきありがとうございます。理論だけでなく、実際の現場でのやりとりを確認することで理解が深まると感じています。ありがとうございました。(M) |
■模擬事例が大変参考になりました。IQ60. 70, 80の違いを知ることが出来て勉強になりました。 |
■盛りだくさんの内容で満足していますが消化に少し時間がかかりそうです。 高橋先生の冒頭、音声がありませんでした。ご対応ありがとうございました。事務局で対応されているときに「対応中」とチャットでお知らせいただけると、そわそわせずに待てるかなと思いました。今後ともよろしくお願いいたします。 はちわれねこ |
■事例3問とも回答が間違っていて、非常に勉強になりました!次回、異邦人の回で、でさらにスキルアップしたいです。 また、虐待の現場で理解を広める必要があると思ったので、個人の学びだけでなく、ぜひ、厚生労働省や東京都の虐待の研修で取り上げられて欲しいと思いました。 また愛着獲得型のママが完全に安定自立型に移行しているとは限らず、悩みながら育児や生活をしていると思います。 そのような愛着獲得型の方への支援として、具体的な支援内容なども次回お聞かせいただけたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
■「軽度」知的障害と児童虐待の関連性は、納得です。自身の相談業務や支援業務のほとんどが当てはまるのではないかと感じます。セミナー2年目であり、参考にしつつ支援にあたっておりますが、、理解を求めず仲良くやり環境調整していくことで当事者も周囲も落ち着いてくるようです。自分自身の社会的領域知能の理解を高めながら、精進していきたいと思います。つまり、SSW界隈、小学校でのSCにおいては、かなりの事例が、軽度MR・被虐なのではないかとすら感じます。どちらにせよ、クライアントの話を傾聴し様子を観察し見立てていきたいと思います。(nekoneko) |
■一番楽しみにしていた講義です。盛りだくさんで、仕事に応用できるまでに至りませんが。既存の大人の精神事例などがそうなのかもと浮かんで来ました。 見立てはできたとしても、支援の部分がまだまだ。軽度知的障害があって、変わらないとして サービス利用に同意をもらうのが大変。現実検討ができなくて。 DsやEからFへ行く人がいることが救いだと思いました。でも純粋なFからFとはまったく同じではないかもしれないなと思う。 今後も勉強ですね(グラノーラ)。 |
■「軽度」知的能力障害という概念というものさしを手にしたことで、クライエントに対して見立ての幅が広がりとても有効に感じています。 IQが高いけれども情緒の読み取りが幼いと感じる同僚や家族等への見立て、理解へも役立てています。 不必要にいらいらしたりもやもやしたりすることが減りました。(幸福の木) |
■HCMカウンセリングセミナーで勉強を始めて2年目になります。子ども虐待3連続講座で今回も参加しました。 昨年よりも軽度MRの見立てについて理解が進んだ様に思います。が、同時にまだまだ勉強が必要だなとも感じています。 質問でもありましたように、軽度MRの方に理解を求めてはいけないということに納得がいく出来事が最近もありました。 なかなか自身の成長が追いつかず「不快感」を感じてしまうことがありますが、諦めと慈愛を持って接していきたいと思っております。 9月異邦人の回も楽しみにしています。ありがとうございました。 KURO |
■IQや学歴が高くても、社会的領域の知能が低い場合があると知り、意外でした。IQ60/70/80の人物像の特徴を実例から示していただき、勉強になりました。我の出し方の違いが特に興味深かったです。身体的虐待やネグレクトなどの目に見える虐待行動を起こすか否かは、性格よりもIQとの関連が強いということで、勉強になりました。IQが100以上の場合の特徴も知りたいと思いました。葛藤を表現する言葉を用いていても、言葉の背景に流れる重さや深刻さを感じ取ることが、悩みと不適応の鑑別に重要であることも改めて感じました。 |
■IQは数値がある程度あれど、社会的領域の見立てと数値だけにとらわれず、目の前のCLの理解が大切だと改めて感じました。 高橋先生の見立て8型、野口先生の虐待研究の両輪で、支援での見立てがしやすくなり、この理論がもっと拡がればいいのに…と私も感じるところでしたが、質問コーナーで野口先生のご回答で歴史上の研究者たちのそれぞれの見立てと歴史を知り、非常に納得をし、また、高橋先生のご回答には思わず笑ってしまいました。 質問コーナーでの先生方のお話を毎回楽しみにしております。いつもありがとうございます。(Tonkomom) |
コメント読んで改めてムネアツです。会場での事例検討①の見立ては被虐、両親ともにMR。私は、Aは被虐でかつMRだと思います。親は越えられない。見立て8型で、類型は一つとのことですが。対Aさん、カウンセリングとは私は思っていません。対話だと思っています。オープンダイアログかな?あまり聞き出す問いかけはしない方がよいのか、聞き方にヒントがあれば助かります。キーワードはわかるように思います。父親は透明人間だった、確かに彼は父から名前で呼ばれたことがないと言います。両親が大喧嘩しているのを見ていたそうです。父親が酒に酔って暴れて母親が熱い鍋を投げつける光景を語ります(5歳ころ)。父親の暴力は子には向かわなかったと言いますが母親にかばってもらったと感じたことはないそうです。Aは小5から親と精神科に通院しています。今も不安で緊張が強く自分の気持ちがわからない、あたかも幸せになってはいけないように思っているかのように見えます。自分から支援者に助けは求められないと言います。幸せだと思えるようになれればいいなと願い支援しています。その時代・社会背景があっての人生です。古き良き時代?ではMRはムラ社会や家族制度や職親のしくみなどの中で生きて来られたのかと思います。良し悪しではなくそういう皆が貧しい時代。今は、厳しい。おかしな世の中です。でも、なんとか繋げていきたいです。声をかけて下さった方々、ありがとうございます。これから、よろしく。