アンケートコメント集-子ども虐待防止特別セミナー

(2023.5.28)

事例検討会にて、昨年検討したケースの報告として被虐ママが支援者の力で回復できた事例を知ることができ、とても感動しました。ママから支援者の方へ送られたメッセージに涙でした。カウンセリングを受けられない人にも自分ができることがあるかもと思えました。
自治体の保健センター勤務です。セミナーを受けるほどに、見立て8系を同僚とも共有したいと感じますが、本セミナー独自の概念もあり、簡単に伝えられる内容ではありません。特に発達障害と虐待の関係については、母子保健においてとても重要な内容だと思います。どのように仲間と共有していけばよいか、いつか何かご提案いただけるとありがたいです。まる
事例を通して、被虐者の苦しみ、辛さを感じるともに、子育て期に解決できないまま介護する時期になると、また葛藤が増えて、一生自分の人生を生きられないという影響の大きさ、根深さを思いました。会場に来てこその学びがありました。ありがとうございました。深く理解することの必要性を感じ、マナビのモチベーションが上がりました。
家族のコンステレーションについて、学びたいです。(品川 笠嶋)
本日は虐待についての特別講座ということもあって、虐待が起こる要因を丁寧に掘り下げながら整理してくださっていたため、より理解を深めることができました。事例検討会では、受講生の方が発表してくださった事例を元に、高橋先生が次々と質問を投げかけ、それぞれが各々で考えながら参加者全員で一緒に見立てを立てていく時間や、先生方の回答やアドバイス等々は本当に勉強になります。本日の事例では、高橋先生が仰っている、ちゃんと見立てを立てることによって「きれいに流れていく。」ことを感じることができました。「受容すること」と「よく聴く。」ことを大切にしたいと思いました。
本日も、とても充実した内容の講義を本当にありがとうございました。太陽
虐待に絞った観点から見立てを整理することができました。
事例検討会では、ケースの提供を頂き、発表者の方に感謝です。素晴らしい傾聴をなさっていて、頭の下がる思いでした。
クライアント自身の生き方の否定へと繋がってしまうから出てくる言葉があり、その意味を少し予想できました。学び続けてくると、確かに見えるようになってくることを実感できて嬉しかったです。(わたあめ)
今日は「とことん虐待」という感じで、MRと被虐を徹底的に学んだように思います。それぞれ特集の回が後日ありますが、これはこれで虐待という視点からの方が、具体的にわかりやすさがあると感じました。
事例検討での「被虐者の葛藤」はとても深くて、そうした理解ができる支援者を目指したいと勉強になりました。いちご大福
本当に本当に学びが深く、勉強になります。
具体にみんなで考えていくスタイルはとてもためになります。今回、初めて会場参加させていただき、とても有意義でした。ありがとうございました。
事例検討会がとても良いので、複数取り扱っていただけたら、さらにうれしいです。kazu
最近は子育て中の被虐ママにお会いするよりも、中年期以降の年代の被虐の方にお会いする機会が増えており、今日の事例検討でフロアの方から介護中のケースをお聴きして大変勉強になりました。カウンセリングを続けていても、精神症状が悪化したり、同じ訴えの症状に留まってなかなか進展しない状況に遭遇しあたふたする日々です。でもそれは、生き方が変わるかもしれないという大きな局面なので当然だろうとこちらも腰を据えて、より一層傾聴と受容に努めようと思い直しました。(蓮花)
今日も貴重な講義を受講させて頂き、充実した時間を過ごす事が出来ました。ありがとうございます。
セミナー内の事例では、「私がない」とのクライアントの言葉は、母、姑、そして他者に「自分の感情がない」ということを直視した言葉で、これは、クライアントの今後の人生を変える気づきと教えて頂きました。自分の内面を初めて客観視出来た瞬間だったのでしょうか。今回の事例では、カウンセラーの関わりがとても学びになり、バイブルとして、持ち帰りたいほどでした(笑)
また、クライアントの愛着否認が解けていくさまには、こちらまで、幸せな気持ちになりました。
また、セミナー後の会場の事例検討会で、現場でもし、見立てがわからない時は、受容して聞いてあげれば、相談者が、支援者に信頼を持てるようになり、自ら見立てを語るようになるとも教えて頂き、早速、実践してみようと思いました。ありがとうございます。COCO
今回はいきなり配布資料の一枚目「子の痛みを感じてしまったら虐待はできない」の一文が私の心に突き刺さってきました。
思えば高橋先生の著書のタイトル『子は親を救うために「心の病」になる』や『親は選べないが人生は選べる』なども目にした瞬間、隙間を通り抜けて心にプスッと刺さる力を持っていて、言葉は深い深いこころの世界を知り尽くした中で確実に選ばれて生まれてくるのだろうなと、高橋先生の凄さを感じてしまいました。
カウンセリングの場でも、黙って傾聴しながらおそらく最後にカウンセラーが口にする一言がどれだけ深い理解の中でチョイスされてきたものか、これがクライアントの心に響く力となるのだと思いました。
今回は虐待が起きる要因を丁寧に丁寧に順序立てて説明していただき、これまでざっと流してしまっていた部分まで確認しながら聞くことができました。
厚生労働省のデータを元に虐待する母親の特徴を読み取っていくのはこんなデータの読み方があるのだなと面白く、これも「MR]「被虐ママ」という視点があってこそだというところに辿り着きます。
野口先生の「代理ミュンヒハウゼン症候群」の講義は、保育園勤務時代「乳・小麦粉アレルギー」としてエピペンまで持ち歩いていた子が、「○○ちゃん(自分)はね、本当はチョコバッキーが一番好きなの」「ママとミスタードーナッツに行ったよ」と自ら語り、かなり疑問に思っていたお母さんの表情を思い浮かべながら聞き、色々と恐ろしくなりました。
模擬事例では被虐者のものの感じ方、どうしてそのように感じるのか、カウンセリングを経てそれが変化していったのはなぜか、まで順を追って説明していただき、これまで以上に理解が深まった実感があります。今回もありがとうございました。 ボビンちゃん
久しぶりの会場参加でした。先生方の講義を直に聞くこと一緒に学んでいる皆さんの熱量を感じ、充実した時間となりました。
事例検討会の被虐ママの回復や支援者への手紙など、数年前に関わったケースを思い出しながら聞いていました。自分のこどもの名前も呼ぶことができなかったママ。2年かかりましたが、回復していくと表情も生き生きとしていたこと、ここからのスタートを清々しく語ってくれました。「ちゃんと聴く」本当に大事だなとしみじみ感じました。
このセミナーで高橋先生、野口先生の講義を受けはじめ支援するやりがいが感じられるようになりました。ありがとうございます!
これからも学びつづけたいと思います。(ここ)
高橋先生の表現する「子ども虐待」とは、「正常知能の子どもが、長期にわたり、継続的に、異常な母子関係を強いられた(=母親との間に愛着関係が成立しなかった)結果、心に傷を負ってしまうこと」のみを指していて、その定義はとても厳密で明確なものなのだと再認識しました。
子にMRがある場合はたとえ母親がMRだとしても、子に「心の傷」は残らない。
あるいは母親がMR以外の場合は(=正常知能の場合は)母子の愛着関係を成立させられるため、子の心に傷を作ることは無い。
そのため、これらの場合は行為態様がたとえ虐待のように見えたとしても、それを「虐待」とは言わないのだと理解できました。
そして、ここで言う「心の傷」とは「子が母親に愛着を持てないこと」を表現していて、すなわち「虐待が起こる真の原因」である「愛着関係の不成立」を指しているのだと改めて確認できました。
このセミナーを聞いて、私たちが普段耳にする「虐待」という用語は、かなり定義が曖昧で、その意味する範囲は随分広くなってしまっているのだなと思いました。
表に見える行為態様のみにとらわれてしまい、その背景の心理状態への理解が無いことがとても多く、誤解・誤認のもとに不適切な対応をしていることがいかに多いかを考えさせられました。
引き続き学びを深めていきたいです。
事前に送られた参加者への案内には「(1)お手元に「上級コーステキスト第4版」をご用意ください。」と書いてあったので持って行ったが、使うことは無かったし、会場で事務局の方が説明した内容によれば、必要なのは基本コースのテキストのようであったため、戸惑った。(基本コースの第4回と第5回との抱き合わせなわけだから、当然基本コースのテキストが必要になるはずなので、そこに気づかなかった私にも落ち度はあると思っている)
久しぶりの会場参加だったので、ランチョンセミナーを楽しみにしていたが、高橋先生の話でも野口先生の話でも無かったのが残念だった。 まだまだ未熟なカウンセラー
今回初めて参加しました。児童相談所で管理職をしております。昨年度までは小規模の児相にいましたので、間接的ながらも全ケースについて把握することができました。今回の講義を聴きながら、いろいろなケースが頭に浮かび、「あれは母子ともにMRだった、であれば本人たちの行動を変えようとしたのは間違っていた。」とか「あの母は被虐だったに違いない。最終的には母も前向きに変わり、虐待が見られなくなったが、なぜ変わったんだろう?」などなど改めて振り返ることができました。また、事例検討会で先生が提供者に質問をし、その意図をご説明いただいたことも参考になりました。早くこの研修を受けていたら会議で適切な質問や助言ができたのに、と悔やまれてなりません。
4月に大規模の児相に移り、今は管理職業務に忙殺され、ケース会議などにも出ることができずケースの把握もできません。CWは採用1,2か所目の経験浅い若い職員が多く、相手との対応に精一杯な様子です。講義内容を職員に還元したい気持ちはありつつ、どのような形で職員に伝えればいいのか、と考えてしまいました。
残り2回の講義も楽しみです。見立てについても学びたいので、基礎コースもぜひ受講したいと思いました。
高橋先生、野口先生、事務局の皆様本当にありがとうございました。
遠方ですのでオンラインでの参加も考えましたが、会場参加にしました。先生方の温かいお人柄を感じ、軽妙でわかりやすく深いお話をされるお姿に圧倒され、ほかの参加者の方々の静かな熱気も感じ、自分はまだまだだけれど頑張ろうと思いました。会場参加で本当によかった!と気持ちも足取りも軽く帰路につきました。会場のアクセスもよく、田舎者でもスムーズに会場に到着できました(まさか、あの有名なカレーやさんもビル内にあるとは!次回は食べなくっちゃ。)。
ランチミーティング、興津事務局長さんのお話もよかったです。あのような登場人物の見立てをしたり、ジェノグラムを作成するという切り口で読書をしたことがなく、いろいろなところに学びの種があるんだな、と大変勉強になりました。(キムコ)
大変勉強になりました。
叩くといわれたら虐待と言っていたかもしれないこと、共感性の部分は軽度知的障害に起因するという点。世代間連鎖はないということなど。 8060高橋
軽度MRと被虐の違いや統計がとてもわかりやすく面白かった。
もらっていないスライドがいくつかありましたが、良い内容だったので、当日使用されるスライドはできれば全部ほしいです。 minimuman
オンラインでも、画像資料の説明がわかりやすかったです。
産後うつの方も、ネグレクトなどの虐待のリスクが高い方も、ひとまとめにして対応していることがわかりました
自治体で行われる育児支援として、保育園やショートステイ、ヘルパーの導入などがありますが、被虐ママが安心してまた継続的に利用できるカウンセリングが必要なのだと感じました。(実りある日曜日でした)
教育現場に勤務しています。保護者対応に苦慮する場面が少なからずあるのですが、保護者の見立てについて、整理された内容に触れるだけでもずいぶんと救われます。素晴らしい講義内容をありがとうございました。(らく)
児童虐待の要因の主要因が知的能力障害にあることについて、根拠データや論文などもあわせて説明していただけたので府に落ちました。現在、知的能力障害と思われる30代女性の支援をしていますが、交際相手も境界知能と思われ、支援に苦慮しています。結局支援者が困っており、本人達は困っていない構図のため、放っておくしかないのかと思ったりもしていますが・・・・知的能力障害がある方の支援の難しさを感じています。
今日も大変参考になる講義でした。
初めて有料の研修に自ら申し込み、参加しました。本日はありがとうございました。行政保健師として保健センターで勤務していますが、日頃ゆっくりと勉強する時間やケースを振り返る時間はあまりありませんでした。また、保健センターと児相が連携をして動くことが多いことや児童虐待の予防として重要な役目を担っていることを日々感じていたため、今回参加しました。日頃、被虐ママやMRが疑われる母に関わることが多く、関わりやアセスメントに不安や疑問を感じていましたが、本日の内容で冷静に分析できるようになりそうだという自信を持つことができました。何かの言葉が一人歩きしてしまい、本来の意味を正しく把握できていなかったこともあったなと反省しました。7月と9月の講座にも申し込みをしております。楽しみにしております。(行政保健師3年目jasmine)
とても分かりやすかったです。回を重ねるごとにつながっていき、さらに深めたいと思えるようになっています。
野口先生の回は、ペースが速く感じました。
テキストより、今回の資料の方がとても分かりやすかったです。 ムーン
被虐児が親や自分の(誤った)捉え方、自責感を強めていく過程、の理解が進みました。被虐による心の傷がある人は、自分だけでなく他人の痛みにも敏感になりと知ることができ、収穫に感じました。そうして痛みを感じとれてしまうことが、皮肉にも、さらに自責感や愛着否認を促進する材料になる気もしました。本来、共感能力=愛着形成能力であることも知ることができ収穫に感じました。被虐ママが、自分の愛着欲求に気づいたら自然と、娘の愛着欲求に応えられるようになった点については、私はまだ理解が追いつきませんせんでした。愛着欲求に気づけばそうなる、心の自然の摂理のようなことなのでしょうか?またの機会にご教授願いたいです。(s)
虐待をする親の特性、腑に落ちるものがありました。被虐ママの回復も昨年自身の事例で体験し、良くなっていく本人を見るたび、人間の生きていく力というものを感じました。その再確認ができたような気がします。
MSBPは、ひたすら怖いなと思いました。MRと思われる相談者には、講座で聞いたような心持を持つ方がいる印象です。
相談者や母親の見立てが後の相談業務の肝になること、じっくり話を聴きながら見立てていきたいと思います。
ありがとうございました。
HCMの講座を受け始めたころは自分の理解が追い付かない感じがしていました。再受講で、理解が多少深まってきたと感じます。
見立て8型を頭においてCLと面と向かい話を聴かせてもらうと、やはり支援をどうしていったらよいのかという道筋が見えてくると感じます。
1年目は、ただただ先生方の話を聞き事例を見て、わからないものが何かもわからない状況にもなりましたが、2年目は落ち着いて受講できています。
今年は一層理解を深めるため精進いたします。
私は自身が、ADHDとASDの診断を受けていますが、心理支援の仕事をしていてよいのかしらと受講後思います。どうなのでしょうか?
心配になる自分もじっくり観察していきます。(nekoneko)
今回も大変勉強になる内容の講座でした。ありがとうございます。虐待に一部関わる仕事をしているため、今回は必ず参加しなくてはと思い参加させていただきました。自分のやっている仕事がこれでよかったのか日々疑問が大きくなってきていたので、セミナーを通して確認する必要を痛感しました。虐待の傷跡を大きくしない援助者になりたいと強く思いました。なかなか会場に行けず事例検討会に参加できませんが、引き続きオンラインで学びを深めていきたいです。
子育てママです。平日の昼間に講義や、過去の講座などやっていただけると大変参加がしやすくなります。(J)
児童虐待の背景について、データの詳細な分析や研究の歴史を通じて裏打ちされた見立ての理論はとても興味深く、説得力を感じました。
共感能力不全の母親の養育能力の問題に端を発して、児童虐待が行われることがよく理解できました。
また、愛着の否認から産後うつや心中を選択してしまう母親の心理的背景の視点を得ることができたことは、
社内で産後うつの相談を受け、カウンセリングをする機会が増えているため、実践に即役たてる学びとなりました。
ありがとうございました。(幸福の木)
とても内容の濃い講義でした。ありがとうございました。
本日の事例と同じようなケースのお母さんが、最近、発達相談にいらしたことを思い重ねながらお聞きしていました。
子供の「言葉が遅れている」「癇癪がひどい」など、日常的によく相談される内容の背景に、母が被虐の場合があるということについて、よく理解できました。
単に発達の問題(子供の問題)として見ていれば、お母さんの話に傾聴することもなく、すぐに療育を勧めるなど方向性を間違える可能性があることにも気付かされました。(ハンドルネーム:TGM)
とても久しぶりの虐待防止セミナー、参加できてよかったです。セミナーの冒頭で高橋先生が仰られた、専門職向けでないと色々難しいという言葉。やはりそうですか…と納得する部分と、この理論の理解が一般の方々には受け入れがたいものであるという現実に少し心が痛くなりました。現場で虐待防止に関わっていて、この理論についてお伝えする機会が多いのですが、どう伝えれば正しく伝わるのかという焦りと、それを伝えても伝わり切らないというもどかしさがいつもあります。でもこの理論は大々的に広めていくものではなく、地道にわかる人に理解してもらうしかないということなのかもしれませんね。児童虐待の真実は、それくらい受け入れることが難しいもの。だからこそ被虐者は無理解という二次被害に晒されてしまう。それでもこのようなセミナーを開催して下さることで、少しずつこの理論が広がっていっていくことを嬉しく思います。唯一無二のセミナーを準備して下さり本当にありがとうございました。K
 
 
 
 

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