アンケートコメント集-2025上級コース第5回

『認知症・高次脳機能障害』(2025.10.19)

「脳の構造と機能」の講義は 私には専門的で理解が難しい内容だろうと思っておりましたが 高橋先生がわかり易く講義して下さったので リラックスして興味深く学ばせて頂けました。ありがとうございます。
脳には機能がわからないものがまだたくさんあること、記憶と情動は強く結びついていることを知り、心を扱う現場でも、これからもまだまだ未知の体験が待ってるんだろうなあとの思いになりました。講義内でご紹介頂いたNHKの番組に興味を持ちましたので是非拝見したいと思います。
「認知症」の講義では 亡き父との触れ合いを思い出し、自身を省みる時間となり少々切なくなりました。そんな体験もこれから現場で活かしたく思います。
貴重なご講義ありがとうございました。
今日のセミナーは、自分自身の介護状況を振り返る良い機会となりました。
95歳父(異邦人)は、昨年の夏ごろから、既に退職している私が帰省すると、「仕事休んだのか、大丈夫か」と言うようになり、徐々にさまざまな変化を見せて、約1年後の今年9月の彼岸には、墓参りのため午後2時ごろ帰省した私に、「まだお昼を食べていない」と発言するに至りました。
90歳過ぎまで、朝早く起きて畑仕事などしていた父は、間食を一切せず、91歳母(MR)が菓子類を勧めても、口にしませんでしたが、昨年ごろからは、和菓子など好むようになり、9月の彼岸の際の発言は、私の持参した「おはぎ」を見て、咄嗟に出た言葉だと思います。
母は、父の活動量が減る前までは、身体の様々な不調を訴え、外回りの管理はもちろん、洗濯や風呂掃除も父任せでしたが、咋夏ごろからの変化を受けて、張り切って畑いじりまで手を出すようになりました。
今日の講義で、成人期の家族は、認知症の家族に対して、「かわいそう」という思いがあるとのことを伺いましたが、母も、「あれほどしっかりしていた人が、こんなふうになって、かわいそうだ」とは言います。しかしながら、「おはぎ」を見て思わず「お昼を食べていない」と言った父については、「そんなことない、○○も、○○も食べたのに、そんなこと言って」と腹を立てていました。MR家族でも一応「かわいそう」とは言って見せるが、認知症理解は出来ない、という一例です。
今年初め頃は、父のショートステイ利用などを勧める私に、苛立ったように、「そんなところに行かせるのは、かわいそうだ」と言っていた母ですが、夏には、「今のケアマネは、訪問診療ばかり勧めて、ショートステイを案内してくれない」と文句を言うようになりました。一貫性のないMR家族の一例ですね。
母は眼に不調があるため、父の足の爪を切ってやれないから、と促されて、私が帰省したときにヤスリで手入れしていますが、母は、自分の手の爪をヤスリで削っているので、出来ない訳はないな、と思います。
野口先生のランチョンセミナーをわがことと思って聴きましたが、友人の助言などもあり、普段は距離を保って介護うつは、免れていると思います。それでも、母の突発的な電話は避けようがないのですが。
父は、父の父方叔父が70代でアルツハイマー発症、その長女の従妹が50代でアルツハイマー発症の家族歴があり、私から見た父方祖父は50代で逝去したため、発症の可能性があったかどうかわかりませんが、恐らく父の父方家系に遺伝子があるのだと思います。私にもその遺伝子はあるのだと思いながら、高橋先生がご紹介くださったタモリさんと山中教授のテレビ番組を観ました。
母は最近、「(父に)施設に行ってもらうしかない、私も入った方が良いかな」と言い始めました。1人では生活が覚束ないことは、危機感を感じているのかもしれません。表面的には人づきあいが上手い母なので、その方が良いと私も思いますが、父母宅+祖父母宅の実家の片付けという気の遠くなる作業が待っています。出来るだけ業者さんにお願いしながら、施設にとってクレイマー家族にならないように気をつけようと思います。
父異邦人、母MR、娘異邦人の家族コンステレーションの場合、父異邦人は、異邦人の自覚はないままですが、アルツハイマーの発症に伴って、強い義務感などがほどけて、お小言的な発言がなくなり、娘にとっては接しやすく、娘異邦人が自覚があれば尚更、その介護関係は、割合円満に進むのではないかと思います。今まで甘い物や果物などに手を伸ばさなかったのは、ずっと我慢が続いていたのか、と思うと切なくなりますが。(てんころりん)
脅迫的介護をする男性介護者(息子)の話がとても印象的でした。!要求・指示し、従わないと支援者を次々と切る、今まさに自分の職場で問題化しているケースがそうだからです。
支援者側は振り回され疲弊もしますが、MR母親からの愛着を信じ、期待している被虐男性の心理を思うと胸が痛みます。
認知症の前駆期症状と軽度知的能力障害の見分け方もとても勉強になりました。
事例を通してより具体的に対応の仕方を学べてよかったです。
ランチョンセミナーオンラインで配信いただきありがとうございました。とても興味深い内容でこんな内容を毎回聞ける会場参加はお得だなと思いました。通常受けさせていただいている講義であれば、オンラインでも十分と思っていますが、16時からの事例検討会に出たいと思い会場参加も検討しています。今回のように事前の提出事例がない場合は、どのような内容になるのでしょうか。事前の提出事例がない場合、架空事例など別の事例が用意されていると考えてよいのでしょうか。時間と、新幹線往復代などを考え迷っています。
本日も講義や貴重な事例説明をありがとうございました。高次脳機能障害の方と直接会う機会がこれまでなかったと思いますが、病気の全体像を知ることが出来何かがおかしいと思った時の判断の引き出しが増えたように思いました。また、異邦人の方が認知症になりこれまで無理やり築き上げてきた愛着の否認が崩れていると聞き、感慨深く感じました。異邦人の方の最期をどう理解してあげられるか、支援者としてとても必要な力量だと勉強になりました。
昨年、基礎コースを受け、今年度上級コースを受け、理解は深まってきましたが、上級コースの疾患理解が浅くもう少し、一つ一つの疾患について深掘りする回や、事例ばかりを解説する回など、もう少し、時間的ゆとりのある講義も企画していただけると嬉しです。
認知症も他の講座と同じく、とても分かりやすいものでした。コウジノウも認知症も疾患を理解すること、困難事例は家族の見立てを作ること、それが解決に繋がることを学びました。今後もセミナー参加し、理解を深めていこうと思います。ありがとうございました。1131

大人の愛着障害の講義を楽しみにしています!

認知症は今後さらに増加することが予想されるため、クライエントとしても増加してくると考えられます。
ご本人への対応もそうですが、ご家族への支援が重要であることがわかりました。
ありがとうございました。
見立ての奥深さを感じました。事例提供者さんの理解と高橋先生のやりとり…高橋先生の質問がさらに事例提供者さんを引き出していて、聞いているこちらも気持ちが揺さぶられます。まるでパズルのように見立てが進んで、自分の見立ての確認にもなり、やはり、事例検討会はリアルに展開されるおもしろさがあると感じました。いちご大福